セピアメモリー
~夢見る草子~

世間は始まったばかりの新アニメで持ちきりですね(´▽`)
私もアニメ見まくってますよ、笑。
母もアニメが好きなので二人で楽しんでます。
ブルーレイが大活躍ですね。
うた恋い。のキャラクター診断があったのでやってみました。
2話で大活躍だった「貞明」でした。
私はツンギレじゃないですよ…。
「道雅(みちまさ)と当子(まさこ) 左京大夫道雅(さきょうのだいぶみちまさ)」
道雅と当子が出会ったのは、当子が斎宮となり都を離れる前夜のことだった。
もう二度と都に戻れないかもしれない、生まれ育った場所をこの目に焼き付けておきたいと望む当子を、道雅は内裏から連れ出す。
束の間のひと時で心を通わせた二人はそれから3年後、当子が斎宮を退下し都へ戻ると逢瀬を重ねるようになる。
しかし、内親王である当子と臣下の道雅の結婚が許される訳もなく...。
うた恋い12話は、臣下と皇女の許されない恋です。
平安時代は専門用語が飛び交ってるので、ここで称号の説明をしておくよー(´▽`)
うた恋い。でよく聞く「帝」、これは天皇のことです。
そして、親王は天皇家の男の子のことで2話出演の貞明とかがそうですね。
女の子は内親王といって、今回出演の当子がそうです。
当子は斎宮(さいぐう)に選ばれた内親王で、斎宮とは帝が即位すると同時に、伊勢神宮で神に仕える未婚の皇女のことをいいます。
とても神聖な存在であると同時に、帝が譲位するまでお役目が続く重要な役割を持っていました。
帝の即位期間が長いとそのまま亡くなることもあったようです。
だから、冒頭シーンで当子は京を離れるのを惜しんでいたのですねー。
この時代の平均寿命は40歳くらいですからね。
当子のCVは花澤さん♪
この方の声は可愛くて好きです(´▽`*)
「いぬぼく」のカルタみたいに抑えめな声のも好き。
今回の歌人は、当子の恋人になった道雅。
道雅は、7話出演の道隆と高内侍の孫で中宮定子の甥ですね。
清少納言とも会ったのかもしれない。
平安時代は本当に世間が狭いね!笑
当子が斎宮を退下して、京に戻ってきたところで二人の恋は始まります。
大人の当子可愛いですねー笑ヽ(´∀`*)ノ
臣下と皇女(しかも斎宮)の結婚は許されないので、当子は駆け落ちを持ちかけるのですが、道雅は話に乗りません。
根が真面目な道雅は、たとえ希望が薄くとも正しい道を歩みたかったのでしょうね。
やがて、帝に知れるところとなり二人は引き離されてしまいます。
近寄ることすらできない絶望的な状況で、道雅はこの歌を詠みました。
「今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな」
(今となってはもう、あなたへの想いを諦めようと、誰かに頼むのではなく直接伝える術があればいいのに)
歌人は、この恋を断ち切ることに力を注いでいるのです。
でも、せめて最後に一言直接あなたに伝えられたらいいのにと思い詰めてます。
うた恋い。の話の中で今のところ、これが一番哀しい話だなぁ…と思います。
「うき世の月 三条院(さんじょういん)」
後半パートは、当子目線になります。
お話の流れは前半と同じなのですが、道雅と別れてからのシーンが少し入ります。
三条院は娘の当子を傷つけてしまったことを悔いていて、当子は男社会の機微を感じ取られなかった自分を思い返しています。
歌人は、道雅と当子を引き離した帝です。
三条院は、道長が娘・中宮彰子と一条天皇の子供を即位させるため、5年で退位させられています。
その後、一年ほどで亡くなったとか。
この歌は、天皇の位を退き、眼の病がひどくなり、心も衰弱していたときに詠まれたものだそうです。
「心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな」
(こんなに辛く苦しい世の中だけど、もし生きながらえるならば、恋しく思い出されるのだろう、この夜中の美しい月よ。)
不本意なまま生きるのが辛い。そして、そんな世に別れを告げるのも遠くない…といった哀しい歌ですね。
当子はその後、出家して23歳で亡くなっています。
道雅の方は荒れてしまったのだけど…晩年は出世をあきらめて心穏やかに過ごしたそうです。
さて、この歌恋いレビューリレーも次回で最後ですな。
ついに主人公定家の恋が明らかになりますよ。

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