セピアメモリー
~夢見る草子~

うた恋い。の放送は終わってしまったけれど、私のレビュー投稿はあと2話分残ってますよ、笑。
これもそれも私の更新速度が遅いせいですね←
しかし、放送が終わっても私のうた恋い。熱は冷めることはないので、最後まで情熱的に行こうと思います(´▽`)
公式サイトで「うた恋い。」DVDの特典映像を決める投票を行っているのですが…。
特典映像候補のどれも素晴らしすぎて決められないっ!
うた恋ではなく「うた変」の特典映像なんだものなぁー!!
業平
貞明&やす子
清少納言&行成
紫式部&公任
定家&式子内親王
この中から一つだけしか選べないなんて難しいじゃないか。
投票はおひとり様一日一票できるみたいなので、未曽有の努力という名の組織票が働きそうです。
そして、私のチョイスはやはり業平でした。
諏訪部さんボイスで「おっばいデケェ」が聞きたいと思いましてね←
あと、清少納言&行成にも投票してきたよ。
無神経発言が聞きたいと思いまして←
もう全部収録して頂きたいほどです。うた変に限っては、爆!
「香子(かおりこ)と藤子(ふじこ) 紫式部(むらさきしきぶ)」
源氏物語を執筆中の紫式部はスランプに悩み、物語を書くきっかけになった幼馴染の藤子のことを思い出していた。
美しく勝気な藤子は、それぞれの才能を活かして女という不自由な立場から抜け出そうと明るく夢を語っていた。
結婚して離れ離れになってからも、紫式部の藤子への気持ちは変わらなかった。
ある日、同僚から藤子が京へ戻ってきているという話を聞いた紫式部は、急いで彼女の元へ向かうが...。
(公式あらすじ)
アバンタイトルでまさかの「うた変。」!!
「権鬼(ごんき)」が登場しました!!
権鬼とは、どんな手段を使っても目的を遂行させる行成の鬼畜能吏モードのことをいいまして、行成の書いた日記・「権記」とかけているのですね。
前回活躍した公任先輩は藤式部(紫式部のこと)を気に入っていたのですが…、藤式部の書いた「源氏物語」の登場人物・紫の上にちなんで「紫ちゃん」と彼女を呼んだところ、藤式部にブチ切れられまして落ち込み出仕拒否、笑。
引きこもって仕事をしてくれない公任先輩を連れ戻すために、行成は藤式部を脅して公任のところに向かわせます。
御簾をベリっと剥がして「藤式部!!」と叫ぶ行成に爆笑した!!
そこで、藤式部は公任に「これから名前を紫式部にしようと思います」とお礼を言ったのです。
背後で怖い顔した行成に背中に筆を突き立てられ、気弱な藤式部はさぞや恐ろしかったことでしょう。
公任は機嫌をなおして再び仕事をしてくれるようになりました…完。
このときの行成は、アニメ派の人が見たら「おい、キャラ変わってんぞ」と思うことでしょうね。
紫式部のCV・小林ゆうさんの声がとても良かった。
ハスキーボイスでねぇ(´▽`*)
なんか聞いたことあるなぁ…と思ったら、銀魂の猿飛あやめ役の人だったよ、さっちゃん!
前回は定子側の女房でしたが、今回は彰子側の女房です。
彰子側の女房は豪華でねぇ…。
百人一首に選ばれた女流歌人が何人もいるので、原作の方で彰子サロンの話を読んでみたい気もします。
そんな優秀な女房たちの中の一人、紫式部。
宮中で話題になりまくっている源氏物語の作者です。
源氏物語はもともと道ならぬ恋について書きたかっただけなのに、いつのまにか周囲の期待に流されて方向性に悩んでしまった紫式部。
いったい自分は何のために物語を書いているのか…彼女は原点を思い出します。
子供の頃、紫式部はとても聡明で兄弟をさしおいて漢文を覚えるほどでした。
しかし、漢文が役に立つのは男性だけなので、女性の紫式部が読めても何の役にも立たないのです。
漢字は男性専用の文字で、必要以上に教養のある女性は蔑まれたりも…。
紫式部が男の子たちに馬鹿にされてるくだりがあったのはそのせいです。
だからこそ、自分を理解してくれる藤子が幼少期の救いになったのでしょう。
藤子みたいな女の子って、子供時代に必ず一人はいるよね。
あの年頃だと男女の力の差もあまりないからね、男の子より強い女の子が量産されていた気がする、笑。
しかし、そんな幸せな生活は長くは続かず、藤子は結婚して遠くに行ってしまいました。
まもなく紫式部も結婚したんだけど、相手は20以上も年の離れた人だったとか。
他にも何人も妻がいて、紫式部より年上の子供もいたそうです。
紫式部の家は貧乏で良縁に恵まれなかったのもあるのだけど結婚適齢期を過ぎていたので、それが妥当な相手だったんですって。
平安時代の女性は本当に大変…。
結婚できなきゃ人生詰んだってことでしょう、汗。
そして、夫に先立たれた紫式部は彰子のもとで宮仕えすることになります。
源氏物語の評判が宮中まで届いて「彰子に仕えよ」と道長から命令が下ったからです。
道長というスポンサーを得て、墨や紙に不自由しなくなったので、あんなに長編の物語を書上げることができたのですね。(当時は、紙は貴重品)
道長政権への批判もさりげなく織り込ませながら…。
※光源氏の源氏は藤原氏の敵側の名前なのです。
そんな折、長年離れ離れになっていた藤子と再会します。
しかし、偶然に会った彼女は忙しそうに去って行ってしまいました。
彼女に宛てたものが百人一首の歌になったのですね。
「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」
(長く会っていない人と久しぶりに巡り合ったのに、あなたかどうか確かめるうちに帰ってしまった。すぐに隠れてしまう真夜中の月のように。)
「めぐりあひて~」から始まるので恋の歌かと思いきや、古い友達とのつかの間の再会だったみたい。
真夜中の月を見上げながら、「もっと友達と話したかったな…」と思い家路につく姿が想像できるなぁ。
藤子が紫式部に会わなかったのは、知られたくないことがあったわけで。
夫に浮気されて流される自分を親友に見られたくなかったわけで。
紫式部の目に映る藤子の姿は芯の強いままでいたかったのでしょうね。
そんな藤子の気持ちを組んだのか、光源氏は女たらしだけど、どんな女性も見捨てない、女性を大切にする貴公子になってます。
一度手をつけてしまったからと言って、あの末摘花に生活の援助をするくらいだから、笑。
※美人だと噂の姫君を、親友と競って勝負した結果、源氏が勝ったのだけど、手に入れた姫はとんでもなくブサイクだった…という話。
さて、次回は時代が生んだ悲恋カップルです。
世間は新アニメで盛り上がっていて私も楽しみにしている一人だけれど←
「うた恋い」は放送は終われど、ブルーレイのリリースは始まったばかりなので、レビューも最後まで続きます(☄ฺ◣д◢)☄

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