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セピアメモリー

~夢見る草子~

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余談ですが、新アニメ「神様はじめました」にハマってます。
和モノは良いですねー。゚+.ヽ(´∀`*)ノ ゚+.

次は「神様はじめました」をレビューしようかなと企てていたり。


アバンタイトルの定家…。
今までバレリーナになったり宇宙兄弟になったり伊勢海老になったりハジけてたのに、自分の回は真面目にやるのですか…笑。


「定家(ていか)と式子(のりこ) 式子内親王(しょくしないしんのう) 権中納言定家(ごんちゅうなごんさだいえ)」

歌人、藤原俊成は息子の定家に自分の後を継いでほしいと願うが、定家に全くその気はない。
親の決めた道を歩むなんてまっぴらごめんと蹴鞠に夢中な定家だったが、西行法師と出会い一転、歌人を目指すことを決める。
しかし、俊成は定家が西行に影響されたと知ると気が気でない。
西行を真似て定家が出家しないか心配なのだ。
その話を聞いた式子内親王は、俊成に定家を自分に預けて見ないかと持ちかける。



遂にですよ!
ずっと語り部として活躍してきた主人公の回です!!


若き日の定家はフリーダムでした…。
19歳でまだモラトリアムを引きずっていて、その姿はまさに中二!!爆

CVの梶さんは本当に良い声ですね。
定家にぴったりだわー♪
新ドラマ「マギ」にも出演されていて、主要キャラのアリババを演じていますよ。
アリババも金髪っていうね、笑。


自由人な上、アウトロー歌人・西行法師にも憧れだした息子を心配する俊成。
自分が仕えるべき相手を知ってもらおう!と考え、定家と式子を会わせることに。


式子と対面した定家は、その気品やかぐわしい香りに魅せられて一瞬で恋に落ちたのでした。
いとちょろし!笑

気品溢れていて素敵…v
OPの式子さまも美しいものね。

式子さまは内親王。天皇家の女性なのですね。
それに加えて賀茂神宮の斎院を務めてらしたので、雲の上のお方です。
前回の当子と同じ役職の方ですよ。


式子さまの提案で、二人は恋人ごっこ遊びをすることになるのですが…。
お約束ですが、定家は本気で恋に落ちてしまいます。いとちょろし!


ごっこ遊びの恋文交換が始まるのですが、そんなことを知らない俊成は息子の部屋で式子さまから定家宛ての恋文を発見してしまいます。


「玉の緒よ 絶えねば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする」
(私の命よ、なくなるものならなくなってしまえ。このままでは秘めている恋心を人に知られてしまうから)



命がけの忍恋です。
式子さまは哀愁ある歌を多く残していますね。



父の俊成に仲を疑われて全力で否定するも、自分で言ってて虚しくなる定家、笑。


そんな折、定家に結婚話が持ち上がります。
式子さまに冗談まじりに打ちあけるのですが、彼女の答えは「結婚なさい。」

好きな相手に、別の相手と結婚するよう勧められてショックをうける定家。
想い余って告白し、彼女の手を掴んでしまいます。
ここの作画がきれいでスタッフわかってるなぁ…と思いました(´▽`*)

式子さまは斎院を務めた身、当然ながら男性を受け入れられません。
越えてはいけないラインをわかっている分、定家よりも大人だったのでしょうね。


式子さまは身分に縛られた人。
体も弱かったせいもあり、結婚を望める人ではなかったそうです。

定家は式子さまに拒絶されて、断絶の想いで側を離れようとします…。
しかし、式子さまは定家の服の裾をつかんで「また恋歌を交わしましょう」と縋ります。

受け入れてくれないのに離してくれない。

そんな女性に引き止められ、また自分も振り切ることができない。
ヒドイ人に捕まってしまった」と思い詰める定家。


式子さまは、自分はヒドイことをしていると自覚があります。
けれど、自分にできるのは歌の世界だけ。身分に縛られ自由に振る舞うことができないと訴えます。

定家はこのとき、この女性を見切ることはできたはず、だけど…。


「思ふこと 空しき夢の なか空に たゆともたゆな つらき玉のを」
(想うことが辛くとも忍ぶことが辛くとも、どうか消えてしまわないで。)



と、式子さまからの恋文の返歌を告げます。
僕が側にいますから、どうか気に病まないでください…というメッセージかな。
これは百人一首のものではないけれど、物語で一番盛り上がるシーンですからね。


その数十年後、式子さまは死去します。
アニメだと若いけど、定家は40代で式子さまは50代かな。

20年ほど、ごっこ遊びしたのだろうか。
うた恋い。の定家は、ごっこ遊び決定だったけど、笑。



「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」
(来ない人を待つ私は、松帆の浦の夕凪のときに焼く藻塩のように、身も焦がれるほど恋しているのですよ)



この歌を詠んでいるシーン、定家はたき火をして式子さまの文を燃やそうとしていたよね。
藻塩を焼く煙や匂い、風が止まった浜辺の蒸し暑さが、主人公のやり場のない気持ちを演出しています。

この歌は女性目線に立って詠んだもので、歌合で順徳天皇に勝利した歌と言われています。


定家は、長生きして80歳まで生きました。
大往生ですね。
そして、うた変のテイカカヅラに繋がるのかなー、笑。


最後、山荘で百人一首を選定している定家。
ここは1話のアバンタイトルとつながりますね。


「和歌はまるで生きてるみたいに僕に寄り添ってくれた。僕はその命が絶えぬように伝えていきたいんだ。それを後世の人々が見て、僕たちが感じたのと同じ気持ちを抱いてくれたら…それはきっと素晴らしいことだ。」



全13話お疲れ様でしたぁ。゚+.ヽ(´∀`*)ノ ゚+.
ブルーレイ最終巻の特典映像が楽しみですなぁ♪

原作の方は年に一冊ペースなのですが、クオリティが高いので、このペースでも全然気になりません!!
次はどんな歌人が登場するのか楽しみだなー。

予定ではたぶん来年の4月あたりに発売かしらね(´▽`)

お話のストックが溜まったら、アニメ二期やって欲しいなぁ…と思ったりね。
それはきっと素晴らしいことだ、笑。




 

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